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TomoeKeiko
keiko
公開日:2015.11.30 / 最終更新日:2021/03/29
2015年3月に発表された、観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、
2014年の訪日外国人1人当たりの旅行支出は、前年(13万6,693円)比10.6%増の15万1,174円、
訪日外国人旅行消費額は、前年(1兆4,167億円)比43.1%増の2兆278億円と推計されました。
費目別に旅行消費額をみると、前年第2位の買物代が、前年第1位の宿泊費を上回って、2014年は第1位となり、
訪日外国人1人当たりの買物代は53,278円、訪日外国人の総買物代は7,146億円(総消費額の35.2%)でした。
国籍・地域別、費目別に一人当たり旅行支出をみると、中国の買物代が127,443円と非常に高くなっています。
国籍・地域別では、①中国 ②台湾 ③韓国 ④米国 ⑤香港の順で旅行消費額が多く、上位5カ国・地域で、訪日外国人旅行消費額全体の69.3%を占めています。
前年の2013年と比べると、中国の旅行消費額は約2倍で、増加率は非常に高いです。
お土産品の購入率(その費目を購入した人の割合)が最も高い費目は「菓子類」で、63.6%。
次いで「その他食料品・飲料・酒・たばこ」の購入率が51.7%と高くなっています。
買物場所は「スーパー・ショッピングセンター」が64.6%、「空港の免税店」が55.7%、「コンビニエンスストア」が52.8%の順となっています。
旅行支出総額の3割がショッピングによる消費となり、このインバウンド消費はかなり高いものです。
インバウンドの消費を上げるような品揃えや免税対策などがさらに消費を高める効果として必要になるでしょう。
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