この記事を書いた人
ショップ店長 ミキ
miki
公開日:2015.03.31 / 最終更新日:2020/03/04
こんにちは、IT+(アイティプラス)からECコンサルを受けたネットショップ店長のミキです。
Googleが提供している無料解析ツール、Google Analyticsの攻略法を初めての方向けにご紹介しています。
【これまでの記事】
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~基本編1
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~基本編2
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~基本編3
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~レンタルカートへの導入
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~アメブロへの導入
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~実践編1(標準レポート)
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~実践編2(リアルタイムレポート)
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~実践編3(ユーザーレポート)
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~実践編4(集客レポート)
前回より標準レポートを一つずつご説明しています。
今日は「行動レポート」についてです。
行動レポートでは、ユーザーがあなたのサイト内をどのように移動したのかという、「サイト内でのユーザーの動き」を詳しく知ることができるレポートです。
各項目の中から、覚えておくと良いものをピックアップしてみました。
(ご紹介していない項目については最初のうちは活用できなくても問題ないと判断していますので、アナリティクスに慣れてきたらご自身で触れてみてください)
これまでと同様、サマリーではこのレポートの概要を見ることができます。
サマリーに表示される項目は
この5つですが、この中で初めて登場するのが「ページ別訪問数」と「離脱率」です。
ページ別訪問数とは、1つのセッションの中でそのページが1回以上表示された回数です。
ちょっとわかりにくいですが、例えばあるユーザーがA→B→C→Aとページを移動した場合、ページビューは4となりページ別訪問数は3となります。1回のセッションで同じページが何度表示されてもページ別訪問数は変わりませんので、必然的にページビュー数よりは少なくなります。
ページ別訪問数で何がわかるかというと、例えば全体の訪問数のうちどれくらいのユーザーがそのページを見たのか、などがわかります。
離脱率は、直帰率と混同しやすいのですが、直帰率は1ページだけを見てサイトを離れたセッションの割合で、離脱率はそのページが最後のページになった(そのページを見た後でサイトを離れた)セッションの割合になります。
タイトル通り、サイトの全てのページについての各数値を見ることができます。初期設定ではページビュー数の多い順に表示されます。
サイト内で人気のあるページのデータを見たい時などに利用します。
「ランディング」とは「着地」という意味です。その名の通りランディングページとは「最初に着地したページ」を意味しています。
HPやブログは必ずしもトップページから訪問するとは限りませんよね。ランディングページという切り口で解析を行うことで、ユーザーがどのページを見て次にどのページを見て・・・というリアルな行動を知ることができます。
先ほど離脱率でも触れたように、離脱とは「最後になったページ」のことです。
このレポートでは離脱した回数の多いページから順に表示されています。
面白いのが、離脱回数が多いからと言って必ずしも離脱率が高くなる訳ではないという点です。
つまり、Aというページを訪問した200人のうち50人がここで離脱し、残り150人は別のページに移動したとすると、Aの離脱率は25%になります。対してBというページを訪問した50人のうち30人がここで離脱し、残り20人が別のページに移動したとすると、Bの離脱率は30÷50で60%になり、離脱件数はAの方が多いのですが離脱率はBのページが高い事になります。
そして注目すべきは離脱件数よりも離脱率です。
離脱率が高いということは(直帰率にも同じことが言えますが)、サイトを離れたくなる原因がそのページにあるのです。例えば他のページへのリンクが一切ないとか、他に見てみたい魅力的なコンテンツが見つからないなど、ネガティブな要因があることが殆どなのです。
ですのでこの離脱ページのレポートを確認しページごとに診断を行っていくことで、サイトの改善に繋げることができます。
次回は最後の「コンバージョンレポート」についてです。
この記事を書いた人
ショップ店長 ミキ
miki