こんにちは、IT+(アイティプラス)からECコンサルを受けたネットショップ店長のミキです。

Googleが提供している無料解析ツール、Google Analyticsの攻略法を初めての方向けにご紹介しています。
【これまでの記事】
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~基本編1
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~基本編2
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~基本編3
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~レンタルカートへの導入
【初めての方向け】Google Analytics(アナリティクス)の攻略法~アメブロへの導入

今回からいよいよ実践編のスタートです。

1、まずはじめに

Googleアナリティクスはかなり高度なアクセス解析ができる無料ツールです。
ウェブサイトを扱う人にとって、アナリティクスを使いこなすことができればこれほど心強いものはないと思います。
ですがそれゆえに、使いこなすまでの道のりは長くて遠いものになります。
2年以上アナリティクスに触れ、最近ではアナリティクスを使ってお客様のサイト分析までもを手掛けるようになった私でさえも、正直全く使いこなせていない機能がいくつかあります。
そんなこと言われるといきなりやる気を無くしてしまうかもしれませんので・・・実は個人のネットショップやブログサイトのアクセス解析を行う上では、必ずしも全ての機能を使いこなす必要はありません。
もちろん使い方を知った分だけ深く分析ができ、サイト改善に役立ちますので使い方を学んでいただくのもお勧めですが、そうは言ってもアナリティクスばかりに時間を割く訳にもいかないと思います(^^;)

そこでこの実践編では、先ずは基本中の基本から入っていただき、その後で「ネットショップを運営しているとこんなことが知りたくなるだろう」うという仮説を立てて、すぐに実践できて役に立つ具体的な分析方法をご紹介していきたいと思います。
回数が長くなりそうですが、お付き合いいただければと思います。

2、標準レポート

では早速アナリティクスを見てみましょう。
Google Analyticsにアクセスし、右上の「ログイン」をクリックします。
すると登録したアナリティクスアカウントが表示されていると思いますので、アカウント名をクリック(①)。
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更にフォルダが展開されていきますので、②の最下段に表示されている任意の名前をクリック。
すると選択したサイトのアクセス解析レポートが表示されます。

聞きなれない言葉やナゾの数字が沢山あると思いますので、先ずは一つずつ言葉の意味を理解していきましょう。
最初に左側に縦に表示されているサイドメニューのような部分を見て下さい。
アナリティクスではアクセス解析の結果を「レポート」と呼んでいますが、主要レポートをわかりやすく項目別にしたものがこの「標準レポート」になります。
先ずは標準レポートの中から見たいレポートを選択し、右側に表示されたレポートを使って解析を行っていくという流れになりますので、標準レポートの中身やどこでどのようなレポートが見られるのかを理解しておくと、アナリティクスがグッと扱いやすくなります。(私は最初の頃、見たいレポートが見つからずに標準レポートの中で迷子になったことがあります・・・)
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標準レポートはアコーディオンのように、項目が開いたり閉じたりします。
試しに赤枠の中の「リアルタイム」の文字をクリックしてみて下さい。
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するとこんな風に、リアルタイムとユーザーの間に6つの新たな文字が出てきたと思います。
そしてもう一度「リアルタイム」をクリックすると、先ほどの6つの項目が閉じられます。
他にもどんな項目が隠れているか色々とクリックして見てみましょう。色々開きすぎてごちゃごちゃしてしまったら、大元の「リアルタイム」や「集客」という文字をクリックすれば全てが閉じられます。

3、標準レポートの内容

それでは早速「リアルタイム」「ユーザー」「集客」「行動」「コンバージョン」という、5つのメインメニューの内容から見ていきましょう。

  • リアルタイム・・・その名の通り、現時点でサイトに滞在している訪問者の行動をリアルタイムに見ることができます。
  • ユーザー・・・サイトへの訪問者が「どんな人か」がわかるレポートが含まれている標準レポートです。
  • 集客・・・訪問者が「どこから訪問したか」がわかるレポートが含まれている標準レポートです。
  • 行動・・・サイト内で「どう行動したか」がわかるレポートが含まれている標準レポートです。
  • コンバージョン・・・最終的に「サイトの目標を達成したか」がわかるレポートが含まれている標準レポートです。

このように、各レポートごとに「どのようなことがわかるか」によってある程度分類されているのがわかります。
これを頭に入れておくと、あなたが知りたいと思ったレポートをすぐに見つけ出すことができます。
ネットショップの場合、もう少しわかりやすく言い換えるとすると、

  • ユーザー・・・お客様のこと
  • 集客・・・サイトに来るまでのこと
  • 行動・・・サイトに来てからのこと
  • コンバージョン・・・商品に関すること

(リアルタイムはそのまま「今」を見ることのできるレポートで、過去のデータを蓄積していく他のレポートとは少し趣向が違うのでここには含みません)
と言えるでしょうか。
また恐らくあまり馴染のないコンバージョンという言葉ですが、これは「ウェブサイトで獲得できる最終的な成果」という意味で、ネットショップであれば「商品購入」ですし、企業のHPであれば「お問い合わせ」が成果にあたると言えます。

次回は各標準レポートの中身を更に詳しく見ていきます。

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