この記事を書いた人
ショップ店長 ミキ
miki
公開日:2015.01.27 / 最終更新日:2020/03/04
こんにちは、IT+(アイティプラス)からECコンサルを受けたネットショップ店長のミキです。
今回の特集では無料でできるSEO対策をご紹介しています。
無料で行うSEO対策には色々なものがありますが、今回はその中から特に「初心者の方でもすぐに取り組めるSEO」として、以下の9つをご紹介します。
(はじめに今すぐできる!無料で行うネットショップのSEO対策~SEOとはをご覧いただいてから読み進めていただくと理解が深まります!)
(以前の記事には各項目よりリンクしています)
本日は3のURLの構造についてです。
Uniform Resource Locator(ユニフォームリソースロケータ)の頭文字を取った言葉で、情報の存在場所を示す住所のようなコードを意味します。
簡単に言うと、ウェブサイトのアドレス(住所)のことです。
例えばこのブログ記事のURLは、//corp.itplus.co.jp/seo_url.htmlになります。
URLはページを開いた際に上部に表示される場合が殆どで、誰でも見ることができます。
URLにはアルファベットや数字、記号などが含まれています。
例えばこのページのURLの場合、//corp.itplus.co.jp/はドメイン名(正確にはhttp://はプロトコル表示ですが、ここでは詳細は割愛します)なのでどの記事のページにも共通していますし、最後の.htmlも前頁共通になります。
ただ間に入るseo_urlの部分は私自身で設定をしています。
このようにページごとに変化する部分を、「ディレクトリ」と呼びます。
例えばネットショップの場合、
http://www.sample.jp/shopdetail/001/
このようなURLになるかと思いますが(レンタルカートごとに異なります)、各ディレクトリには自動的にカテゴリー名が入ったり、商品に振り当てられた任意の番号が含まれることが多いと思います。
またカテゴリー名は自分で設定できる場合もありますが、商品詳細ページなら「shopdetail」、会社概要ページなら「about」といったディレクトリ名が自動で設定される場合も多いです。
ネットショップの場合はある程度レンタルカート側でディレクトリを指定されてしまうため、自身で設定を行う場面は少ないかもしれませんが、例えば集客目的で開設するブログなどでは、記事ごとにディレクトリを決めることも可能です。(アメブロでは任意の番号が振り当てられるため行えません)
自身でディレクトリを指定する際には、わかりやすいディレクトリ(を含むURL)を意識することで、以下のようなメリットがあります。
検索エンジンは、常にウェブサイト上の各ページを「クローラ―」というロボットを使って巡回し、各ページの内容の理解に努めています。このクローラ―は基本的にリンクを辿ってページ間を遷移するため、リンクに表示されているURLを読み取ります。
この時にURLに含まれているキーワードとページの内容が合っていることで、クローラ―がそのページの内容をより正しく理解しやすくなります。正しく理解されることで、より最適な検索キーワードに対して上位表示されやすくなります。
わかりにくいURLは、ユーザーにとっても親切ではありません。
例えば飛行機(Airplane)についての情報を探している時に、http://en.wikipedia.org/wiki/AirplaneというURLの場合見ただけである程度ページの内容が予測でき、自分にとって必要かどうかの判断がしやすくなります。
ですがhttp://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc944f41daa6f849f730f1このような不可解なアルファベットや数字が羅列しているURLでは予測が難しく、ユーザーに関心を持ってもらえない(=クリックしてもらえない)可能性もあります。
ユーザーがあなたのページへのリンクをSNSなどに貼る場合、上記のように不可解なURLの場合入力ミスが起こる可能性はとても高いですし、1文字欠けてしまってもその箇所を見つけるのが大変ですよね。また不可解な数字が並んでいる場合など、ユーザーがその部分を不要と見なして削除してしまい、結果として正しくリンクが貼れない恐れもあります。
URLはリンクを貼る際に必ず誰もが触れるものですので、誰がみてもわかりやすいものにすることでユーザーもリンクを貼りやすくなりますし、多くの被リンクを獲得することはSEOに対して大きな効果を持ちます。
これはおまけですがGoogle アナリティクスなどの解析を行う際に、各ページのURLがシンプルですとURLを見ただけでどのページか判断することができ、作業が非常にはかどります。
特にブログではページ数はどんどん増えていきますので、「page1」のような意味のない番号だけを振り当てていますと解析の際に「このpage58というのはどのページのことだろう?」とその都度確認しなくてはなりません。
またURLに含まれる単語を使用した検索機能などもありますので、自分自身もまた各ページの内容の見分けがつくようなURLの設定をされることをお勧めします。
では実際どのような点に気を付けて設定すれば良いでしょうか?
ページの内容を端的に表すような単語を使用したり、そのページのメインキーワードとなる単語を含めましょう。
例えば食べ物ならfood、美容関係ならbeautyといった具合です。
page1のような意味のない単語は出来る限り使わないようにしましょう。
ディレクトリに文字数制限はありませんが、できるだけ短く簡潔にすることを心掛けましょう。
URLに含めることのできる記号はいくつかありますが、不必要に記号を含めるのはやめておきましょう。
ユーザーが直接URLを入力する際など入力ミスが発生する恐れがありますし、口頭で人に伝える際にも伝達ミスに繋がるかもしれません。
ですが例えば以下のようなURLの場合、
http://blog.sample.jp/fashion/whitestolelong.html
これを
http://blog.sample.jp/fashion/white_stole_long.html
このようにアンダバーやハイフンを使用することで、ユーザーがリンク先ページをより理解しやすくなります。
アンダバーとハイフンはいずれも使用可能ですが、Googleではアンダバーの使用を勧めています。
また原則として、URLに含める文字や数字、記号は全て<半角>になります。
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