この記事を書いた人
ショップ店長 ミキ
miki
公開日:2015.01.20 / 最終更新日:2020/03/04
こんにちは、IT+(アイティプラス)からECコンサルを受けたネットショップ店長のミキです。
前回の記事より無料でできるSEO対策をご紹介しています。
前回は、先ずSEOとはあらためてどういったものなのかをまとめましたので、もしもまだご覧になっていない場合は、先ずは今すぐできる!無料で行うネットショップのSEO対策~SEOとはの記事をご覧いただき、以下を読み進めていただけるとより理解が深まると思います。
無料で行うSEO対策には色々なものがありますが、今回はその中から特に「初心者の方でもすぐに取り組めるSEO」として、以下の9つをご紹介します。
既に過去記事にてご説明している項目もありますが、あらためてSEOという視点から一つずつご説明していきたいと思います。
早速今日は1のタイトルからです。
タイトルとは、Webサイトの訪問者と検索エンジンの両方にそのページがどのようなページであるかを伝えるものです。
タイトルはHTMLタグのtitleタグ(<title>~</title>)で指定します。
タイトルは全てのWebページに設定されているのが理想で、例えばAというネットショップでもトップページと会社案内ページ、商品詳細ページで表示される内容は違いますので、それぞれに異なるタイトルを設定するのが理想です。
タイトルがSEOとどのような関係があるかというと、検索結果に表示される文字がこのタイトルなのです。
実際に見てみましょう。
Googleで「オレンジスライスジャム」と検索すると、以下のような検索結果が表示されました。
この検索結果のうち、青字部分がサイトへのリンクになっているのは皆さんもご存じかと思います。
この青字部分に表示される文字というのが、実はタイトルタグに設定した文字なのです。
サイト名やショップ名が適当に表示されていると思っていた方も多いのではないでしょうか?
リンクをクリックしてもらえるかどうかは、タイトルの良し悪しも大きく影響しますので、ひと工夫(=ひと手間)を加えるだけでも訪問数が大きく変わるということを頭に入れておきましょう。
参照記事:初心者必見!読者にも検索エンジンにも好かれるブログの作り方①~タイトル~
ネットショップに利用しているレンタルカートでは、殆どの場合カテゴリー名や商品名がそのまま自動的にタイトルとなるようなシステムになっています。
例えばブランケット専門店○○というネットショップの、「シンプル」というカテゴリーの中に「うさぎ(小)」「ハート(大)」のような商品があるとします。
この場合、「うさぎ(小)」のページタイトルは自動的に「うさぎ(小)|シンプル|ブランケット専門店○○」といった具合に、カテゴリー名や商品名が自動的に組み合わされたタイトルになる場合が多いのです。
例えばあなたが可愛い動物柄のブランケットを子供用に購入したいと考え、「動物 ブランケット」と検索したとして、以下のどちらのサイトをクリックしたいと思いますか?
明らかに、下のタイトルの方にクリックが集まるはずです。
そしてクリックが集まるとどうなるかというと、Googleは「このサイトはユーザーにとって価値のあるサイトかもしれない」と判断し、次に誰かが「動物 ブランケット」と検索した時に上位表示される可能性が高まる=SEO対策の効果が表れることに繋がるのです。
レンタルカートによってはタイトルタグの変更ができない場合もありますが、もし変更が可能であれば思わずクリックしたくなるようなタイトルへ変更することで、SEO対策の効果が表れるでしょう。
先ほどの画像で、赤い四角で囲んだ「・・・」という表記がありますが、表示される最大文字数をオーバーしてしまうとこのように省略されてしまいます。
タイトルの文字数制限はGoogleで30文字、Yahoo!で32文字(共に全角)ですので、できれば30文字以内に収まるタイトルが望ましいですね。
また、タイトルの中にユーザーが検索したキーワード(先述の場合、「オレンジスライスジャム」が検索キーワード)が含まれていると、検索エンジンからより「(検索キーワードと)関連性が高い」と判断されやすくなります。
例えば自分が検索ユーザーの場合、検索キーワードがタイトルに含まれているサイトと含まれていないサイトでは、明らかに含まれているサイトの方に自分の探しているヒントがあるように感じるはずです。
ですので、ただなんとなくタイトルを付けるのではなく、どのような検索キーワードの検索結果に表示させたいのかを意識してみましょう。(もちろんそのキーワードがページの内容と大きくかけ離れたものでは意味がありませんが)
設定方法についての詳細はレンタルカートのマニュアルをご覧いただければと思います。
参考までに、メイクショップとカラーミーショップの場合は以下の方法で変更が可能です。
手順マニュアル→SEOの個別設定 | MakeShop オンラインマニュアル
手順マニュアル→カラーミーショップマニュアル | 商品詳細ページ タイトル要素・メタ要素 一括設定
以前メイクショップ→Baseへの移管と両者の比較。でご紹介した、無料レンタルカートのBaseでは、タイトルは変更することができませんでした。(次回ご紹介するメタディスクリプションは設定が可能)
ブログの場合は、記事のタイトルが自動的にtitleタグに含まれるようなシステムになっている場合が多いと思います。
またトップページにはブログのタイトルが反映されている場合が殆どですので、ブログのタイトルにも工夫が必要ですね。
ここまで読んで、
「ではあのサイトのタイトルは一体どうなっているんだろう?」
と疑問に思った方は素晴らしいです。
他のサイトがどのようなSEO対策を行っているかを知ることも、とても大事なことです。
しっかりとSEO対策を施しているサイトを見つけ、先ずは見よう見まねから始めてみることも間違いではありません。
他のサイトのページタイトルは、以下の方法で簡単に確認ができます。
ページタイトルを見たいページ上で、画像やリンク以外の場所で右クリック
表示されたメニューから「ソースの表示」を選択
同じくページタイトルを見たいページ上で、画像やリンク以外の場所で右クリック
表示されたメニューから「ページのソースの表示」を選択
するとこのようなアルファベットと数字や記号で表記された画面が別ウインドウで立ち上がると思います。
この中から<title>というタグを探してみて下さい。(赤枠で囲んだ部分です。ページ上部にある場合が殆どです)
<title>○○○</title>の、「○○○」の部分がそのページのタイトルになります。
この記事を書いた人
ショップ店長 ミキ
miki