この記事を書いた人
ショップ店長 ミキ
miki
公開日:2014.12.11 / 最終更新日:2020/03/04
こんにちは、IT+(アイティプラス)からECコンサルを受けたネットショップ店長のミキです。
ブログを更新していく上で是非実践していただきたい8つのポイントをご紹介しています。
基本的なものからやや難易度の高いものまで色々ありますが、この8つのポイントに気を付けることでSEOの効果も上がり、かつ読者にとってもより良いサイトにすることができます。
今回は6の「キーワードの強調」についてです。
ブログ記事を書いていると、「この部分を強調したい」「この言葉を目立たせたい」というような場面に出会うと思います。
そのような場合には、以下のような方法があります。
いずれもブログサービスの機能としてはじめから備わっているかと思いますので、誰でも簡単に文字の装飾が可能です。
この4つの方法の中でも特に「太字にする」と「斜体にする」に関しては、読者に対して文字を強調するだけでなく、検索エンジンに対しても意味があると言われています。
キーワードの強調が検索エンジンに対して意味をもつとはどういうことかをご説明するには、「タグ」について少しだけ理解していただく必要があります。
タグとは何かというと、<(タグ名)>の記号で囲まれた半角の英数字のことで、このタグを使ってWebページは作られています。
おそらくブログの編集画面では、日本語入力ができる以外にも「HTML表示」というものがありませんか?
例えばアメブロならこの部分。
本来ブログ記事を書く際にはこのタグを使って装飾を行うものですが、それを誰でも簡単に記事が書けるよう、「通常表示」で私達が入力したり装飾したものを自動的にタグに変換してくれているのです。
(WordPressの場合は、「ビジュアル」と「テキスト」で表示の切り替えができます)
タグの種類は色々ありますが、今回は強調タグについてのみお話します。
強調タグとは、先ほどお話した「太字にする」と「斜体にする」この2つに対応したタグを言います。
例えば太字タグの場合は<strong>太字にしたい文字</strong>、斜体タブの場合は<em>斜体にしたい文字</em>というように、二つの同じタグ(終わりのタグには/(スラッシュ)を付けます)で挟むことで文字がタグの内容に装飾されます。
試しに、
<strong>株式会社アイティプラス</strong>
こちらをコピーしてブログ編集ページをHTML表示に切り替え、そこにペーストしてから通常表示に戻してみて下さい。
株式会社アイティプラス
おそらくこのように、太字で表示されているはずです。
また太字タグには同じく、<b>太字にしたい文字</b>というタグもあります。
同じように斜体タグにも、<i>斜体にしたい文字</i>というタグがあります。
<strong>と<b>、<em>と<i>は、いずれも見た目は同じ太字や斜体なのですが、実は意味合いが少し違います。
<strong>と<b>、<em>と<i>の違いは何かというと、<b><i>が単に見た目上太字や斜体にする装飾タグなのに対して、<strong><em>は文字を太字にしたり斜体にしながら、更に論理的にもタグ内の文字を強調してくれます。
つまり、検索エンジンから見た場合に<b><i>で挟まれた文字は他の装飾されていない文字と同じものとして評価するのに対して、<strong><em>で挟まれた文字は「強調された文字」として認識されるのです。
ただし検索エンジンに「強調された文字」として認識されたキーワードそのものがSEOに直接的に効果を及ぼす訳ではありません(キーワードを太字にしたことで、そのキーワードでの検索結果で上位に表示される訳ではない)。
色々なSEO対策を施す中の一つの方法として、やらないよりは多少の効果があるという意味合いで意識的に強調タグを使いましょう。
※2013年にGoogleのウェブスパムチームの責任者であるマット・カッツ氏がGoogleウェブマスター用公式YouTubeチャンネルにおいて<strong>タグと<b>タグのSEO効果の違いについて言及しました。その中で、「Googleでは<strong>タグであろうと<b>タグであろうと違いはなく同じように扱います。それは、囲んだ単語を斜体にする<em>タグと <i>タグにおいても同様です。」と述べています。(参照元:“strong”タグと”b”タグの違い|SEOブログ|株式会社デジタルアイデンティティ-Digital Identity Inc.)
※アメブロでは太字や斜体には<b><i>タグが用いられています。HTML表示画面で直接<strong><em>タグの入力は可能です。
強調したいキーワードが記事内に10も20もあっては、1つ1つの強調の度合いは薄れてしまうものです。
1つの記事につき、1つか2つくらいに留めておきましょう。
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