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noguchi
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公開日:2020.04.06 / 最終更新日:2020/05/29
MacBook Air (2018)を半年くらい使いましたが、徐々に「あれ、遅いなぁ」と感じることが多くなりました。今回はCPUを最上位のCore i7にしたこともあり、求めるレスポンスになりました。前回、Macのタッチパッドは秀逸!でご紹介したWindows搭載ノートパソコンを2台試したあとに購入した時には、MacBook Air (2018)も十分だろうと思っていましたが、単にネットサーフィンするだけででも、コンテンツ自体がリッチ(重く)になっていることが大きな要因だということが分かりました。
結論としては、画像処理、動画処理、ゲームをやらなければ、MacBook Air (2020)は買いです!Macbook Proを購入する必要はないと思って大丈夫です。
一言で言えば、MacBook Air (2018)を使っていての不満は、これだけです(笑)
私の使い方では、その他に大きな不満はありません。
もともと、画像や動画の編集をするわけでもないし、開発マシンとして使うわけでもないので、基本的にはMacBook Proではなく、MacBook Airで十分だと思っていました。
しいて遅いこと以外の不満を挙げるとすれば、CPUファンがよく回るのとThunderbolt 3(USB-C)ポートが左側にしかないことくらい。Thunderbolt 3(USB-C)ポートが2つなことは問題ないのですが、左右に一つずつにしてもらえるとありがたい。これはMacBook Air (2020)になっても変わってません。
原因もシンプルで
の2点です。
各種調べ物をしながら、WebサイトやECサイトの設定も開きつつ、Googleアナリティクスや広告などのツールも同時に開いている、さらにブラウザ自体もGoogleのアカウント毎にChromeでユーザーを分けて別ウィンドウを起動しています。結果として20タブくらいはサクッと開いてしまう。
また、Webアプリをまとめて利用できる「Station」というツールにて、Gmailやカレンダー、SlackやTrello、GoogleのHangouts Chatなどを計10個くらいは動かしています。
本当はStationのご紹介もしたいところですが、別の機会に譲るとして、Stationで複数のWebアプリを管理(起動)しているということは、ブラウザでタブをそれだけ起動していることとほぼ変わらないので、結果的に常時相当な数のブラウザを立ち上げていると同等です。
でも、見方を変えると、「とはいえ、ブラウザでしょ?Webサイトを閲覧しているだけでしょ?AdobeのPhotoshopやIllustratorのような思いアプリを使っているわけでもないじゃん。」という疑問も浮かんできます。
確かに、そうなんです。私もそう思ってました。
そう思ってたので、MacBook Air (2018)を買ったんです。が。。
13インチMacBook Air – スペースグレイ
システム構成:
1.6GHzデュアルコア第8世代Intel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)
Intel UHD Graphics 617
16GB 2,133MHz LPDDR3メモリ
256GB SSDストレージ
感圧タッチトラックパッド
Thunderbolt 3ポート x 2
Touch ID
Retinaディスプレイ
バックライトキーボード – 日本語(JIS)
アクセサリキット
¥ 178,800
たくさんブラウザを立ち上げるし、Chromeブラウザはメモリたくさん使うからメモリだけ16GBにすれば十分だろうと思っていたんです。
でも、結果的にはCPUとGPUのパワー不足により遅かったんですね。。。
動画を見るときはもちろん、ホームページを閲覧するだけでも、画像が重かったり動画が埋め込まれていたり、Javascriptと呼ばれるプログラムがたくさん使われていたりするので、昔の感覚でハードウェアスペックを決定するのは間違えだった、ということですね。
Adobeのソフトで画像や動画の加工やゲームをしなくても、CPUパワーも必要だし、GPU(グラフィックス)もそこそこ必要になってきている。特に、最近はChromeなどのブラウザ自身もGPUを使うようになっているのも大きいのでしょう。
もう一つ、MacBook Air (2018)を買うときに、このスペックで十分だろうと思っていたことは、その前に2016年に購入したMacBookPro(2016)を2年半くらい使っていたのですが、遅いと感じたことがなかったので、Macbook Proを廉価版のMacbook Airに変えたとしても、2年以上の差があればスペック不足になるとは思っていなかったのもありました。CPUも同じデュアルコアだし。
でも、結果的にはGPU(グラフィックス)性能に差があったのでしょうね。
参考までに、MacBookPro(2016)のスペックを記載。
13インチMacBook Pro – スペースグレイ
システム構成
• 2.9GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.3GHz)
• 16GB 2,133MHzメモリ
• Intel Iris Graphics 550
• 512GB PCIeベースSSD
• Thunderbolt 3ポート x 4
• Touch BarとTouch ID
• 感圧タッチトラックパッド
• FINAL CUT PRO 065-C171 NONE
• LOGIC PRO 065-C172 NONE
• バックライトキーボード (JIS) + 製品マニュアル(日本語)
• アクセサリキット
今回購入したMacBook Air (2020)では大きく3点の変更が行われました。
CPUが第10世代Intel Coreプロセッサ(Ice Lake)採用しクアッドコア(4コア)も選べるようになり、最大で2倍の性能向上
合わせてGPU(グラフィックス)もIris Plusが内蔵されたことにより、80%の性能向上
バタフライ構造のキーボードから、シザー構造のMagic Keyboardに変更されたことでとても打ちやすくなった
はい、明らかに快適なパソコンになりました。
画像処理、動画処理、ゲームをやらなければ、Macbook Proを購入する必要はないと思って大丈夫です。
個人的には、キーボードは良くなったなぁ、程度です。
以前のバタフライ構造のキーボードは酷評されていましたが、もそんな悪い?と思っていたので。
筐体はほぼ一緒ですので、余程じっくり比較しないと分からないレベルです。
13インチMacBook Air – スペースグレイ
システム構成:
True Tone搭載Retinaディスプレイ
第10世代の1.2GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.8GHz)
16GB 3,733MHz LPDDR4Xメモリ
512GB SSDストレージ
Intel Iris Plus Graphics
バックライトMagic Keyboard – 日本語(JIS)
Touch ID
感圧タッチトラックパッド
Thunderbolt 3ポート x 2
アクセサリキット
¥ 169,800
上位モデルを購入し、更に、CPUをCore i7へ、メモリを16GBにアップグレートしました。仕事上使ううえでストレスのないスペック、ということを考えると価格的にも今回のMacBook Air (2020)は良い選択だと思います。
今まで10年以上MacBookシリーズを使ってきた中でも、CPUとメモリをMaxスペックにしている割には、あっ、思ったより安いじゃん、という感覚です。
個人的には、この1台で全ての作業を行うので、仕事道具と考えればとても安いです。とはいえ、職種柄少なく見積もっては50%以上はスマホで済んでしまいますが。
MacBook Air (2020)は買いです!
動画の編集やゲーム、ゴリゴリの開発を行う方はMacBook Proが必要ですが、ちょっと画像を加工するというレベルであれば、または趣味でたまに動画を加工するレベルであれば、MacBook Air (2020)は良いマシンだと思います。
もちろん、予算に余裕があって150g重いのは気にしない、という方はMacBook Proにしておけば間違いありません。ただ、今買うならここは悩ましいところですね。
「5月か6月に、14インチのMacBookが出るのではないか?」
MacBook Air (2020)が発売される前から、いやかなり前から14インチ(大きさは13インチのまま)のMacbook Proの噂が出ていました。期待していたものの一人としては3月の発表がMacBook Airだったことはちょっと肩透かしを食らった感はありますが、MacBook Air (2020)が発売されたことにより、14インチの噂が増えて、情報元も含め信憑性が高まってきている感があります。
もし3月の発表で今回購入したMacBook Airと14インチMacBook Proが発売されていれば迷わず14インチを買いました。
たぶん、14インチでも出るだろうと思っていますが、MacBook Air (2020)のスペック的にそれを待つよりも早く買いだな、と判断しました。待っててもいつ発売されるか分からないし、期待通りのものとも限らないので。
でも、5月、6月に14インチが出れば、間違いなく買い替えます(笑)
MacBookをメインマシンに、ほぼこの1台で済ませる方がどの程度いらっしゃるかはわかりませんが、クリエイターの方でなければ買いのマシンです。
前回のMacのタッチパッドは秀逸!でも書きましたが、個人的にはタッチパッドに秀逸さでMacBookシリーズから離れることはできません。ただ、Windowsノートパソコンには興味はなくても、ハイスペックなChromebookには結構興味があります。ロースペックなものを試してみたのですが、かなり良いです。
G Suiteを導入している団体、特に学校などのセキュリティや管理を重要とする団体では、GIGAスクール構想の後押しもあり、値段も含め相当導入が進むと思います。
Chromebookの記事をお届けするかはまだ分かりませんが、14インチまたはそれに相当する新しいMacbookシリーズが発売された際には間違いなくレビューをお届けします!
結果的に14インチは発売されませんでした(笑)
14インチMacbook Proはどこへ?でも13インチ買いました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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