この記事を書いた人
ショップ店長 ミキ
miki
公開日:2014.08.05 / 最終更新日:2020/04/10
こんにちは、IT+(アイティプラス)からECコンサルを受けたネットショップ店長のミキです。
今日は【差別化】は少しお休みして、アメブロの落とし穴その③の「閉鎖的」な点についてです。
その①とその②については、
【ひとりごと】アメブロの落とし穴①~同業者の真似をする
【ひとりごと】アメブロの落とし穴②~プライベートの掲載
をご覧くださいね。
アメブロにはブログを掲載する以外にも、アメブロという世界を楽しむための様々な機能が備わっています。
「アメンバー」は、読者よりも更に深く特定の誰かとつながることができる機能。(facebookでいうところの、「親しい友達」でしょうか?)
CMでも話題の「アメーバピグ」は、自分の分身を作ってバーチャルな世界で他のアメブロユーザーと交流ができる、SNSのような機能。
「グルっぽ」は同じ趣味を持つ仲間とつながれるサークルのような機能。
ブログに訪れたことを知らせるための、「ペタ」や「いいね」機能。
いずれの機能やサービスも、とにかくアメブロの中で沢山の人とつながるためのものです。
アメブロの最大の特徴が、これらのサービスとブログが絶妙にリンクしているところだと思います。
例えばピグで知り合った人がいます。どんな人だろう?と思いますよね?そこで相手のブログを読むわけです。
後は例えばお気に入りの芸能人のブログを読むと、面白いコメントをしている方がいました。
どんな人だろう?⇒名前をクリックするだけで簡単に相手のブログに飛べるわけです。
このようにしてアメーバという世界の中で活動することによって、自分のブログのリンクを沢山残すことになるんですね。
アメブロはSEO的には弱い(=検索結果で上位に表示されにくい)と言われていますが、そんなものに頼らなくてもアメーバの中に既に人が沢山いるので問題がないのです。
もちろんアメーバの外からの訪問者もいない訳ではありませんが、殆どはアメーバの中からのアクセスです。
つまり、アメブロでブログのアクセス数を増やしたいと思ったなら、これらのサービスを積極的に利用すればいいのです。
・・・ですが、ここで気を付けていただきたいことがあります。
もしもブログの目的が「集客」であるならば、お付き合いはほどほどに、です。
これはリアルな世界でもネット上でも同じことが言えますが、人と深く付き合おうと思うほど、時間や手間などの労力が必要になります。
特に女性は男性のようにサバサバと、ざっくばらんなお付き合いよりは、マメに接点を持ったり共感をしたりして仲を深めていく場合が殆どだと思います。
極端な話、100人の読者を作ろうと思うと100人の方と知り合わなくてはなりません。
もちろんある程度の記事数があり、その内容に興味を持つ見ず知らずの方が読者登録をしてくれる場合ももちろんありますが、最初は先ずは自分からアクションを起こさなければ読者数は増えてはいきません。
100人の方を知りあうということは、100人分のブログを読む、ということです。
もしも100人の方が毎日ブログを更新しているとしたら、毎日100記事です。
更にピグで繋がった方とは、ピグ内でも交流しなくてはなりませんね。
お互いに読者登録をしたら後はそれっきり、という訳にもいきませんので、その後もこうして何かと交流が続いていくことになります。
こういったことをマメにこなすのが得意な方はまだ苦にならないかもしれませんが、それでも毎日アメーバに時間を取られることに変わりはありません。
事実、アメブロ利用者はブログの更新以外にも色々なことが出来るため、アメーバ内での滞在時間がとても長いと言われています。これがもしも他のブログサービスなら自身のブログを更新して終わり、ですよね。
こうしてアメブロの世界で深いお付き合いをする方が増えていきますと、どんどんとアメブロの中だけで盛り上がっていき、自然とそれは記事の内容にも表れてくるでしょう。
さて、その様子をアメブロの外から来たお客様がご覧になった時に、どう感じると思いますか?
例えばあなたのショップからブログへのリンクを貼ってあったとしたら、ショップに来られたお客様がブログを訪問することはよくあることです。
アメブロのいいところでもあり、難点でもあるのが、全てのサービスはアメーバ登録をしていないと利用できない、という点です。
つまりアメブロ(アメーバ)に登録していない方は蚊帳の外、疎外感を感じてしまうかもしれません。
これでは台無し、本末転倒ですよね。
アメブロにかける時間はほどほどにして、ショップに手を掛けたりSEO対策を講じたりする方が、あなたのビジネスにとってより有益だと私は思います。
何故なら、あなたが「自分のブログの読者を増やしたい」と思って交流するのと同じ理由で、相手の100人もあなたと交流しているのです。
さて、その100人の方はあなたのお店のお客様に果たしてなってくれるでしょうか?
絶対にならない、とは言いませんが、少なくともそこに注力するよりはもっと他のことに時間を割いた方がいいのでは?
特にこのブログを読んでくださっているような、真剣にビジネスに取り組もうとしている方には尚更、アメブロのメリット・デメリットを理解していただきたいというのが本音です。
因みに私はこの手の交流にハマってしまうタイプなので、敢えて手を出していません(笑)
純粋に毎日ブログを更新して、同業の方や気になる方のブログだけ読者登録をさせていただいてます。
アメブロはとても楽しいサービスですが、結局はアメーバの中だけで盛り上がってしまう、とても閉鎖的な世界です。
アメブロでの交流を優先してしまったがためにビジネスが本末転倒にならないよう、アメブロを利用する意味や目的を最初にしっかりとクリアにした上で、上手に付き合っていくことをお勧めします。
では。
この記事を書いた人
ショップ店長 ミキ
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