この記事を書いた人
溝口耕太
kohta
公開日:2016.02.22 / 最終更新日:2020/01/29
おはようございます、IT+デザイナーの溝口です。
前回は「HPを自分で作る?依頼する?」についてお話させていただきましたが、今回は「HPをWordPressで作るメリットとは?」についてお話ししたいと思います。
そもそもWordPressって何?
簡単に言うと、管理画面にログインすれば、投稿画面からブログを書いたり、ニュースを更新できたり、メニューも作れる。専門的な知識がなくてもある程度のHPが作れてしまうのがWordPressです。
元々はオープンソース(無料で誰もが自由に使ったり改良したりできる)のブログソフトとしてスタートしたWordPressですが、バージョンアップを繰り返し、機能・拡張性が優れてきたことにより、現在では数多くのWEBサイトでWordPressが使用されています。
世界のトップ1000万ウェブサイトのうち、37%がCMS(Content Management System:コンテンツマネージメントシステム(専門的な知識がなくてもHPのコンテンツを作成・管理できるように開発されたシステムのことを言います。))を使っていますが、WordPressはその60%と圧倒的なシェアを持っています。(2014/5調べ)
WordPressは何がいいの?
弊社でもWordPressでお客様のHPを制作する機会が増えてきましたが、一番の需要として感じるものは、「ブログやニュースは自社で運用したい」というものです。優良なコンテンツを多く持つことが益々重要となってきている昨今、これはとても大事な部分です。
例えばCMSを使用せずにHPを制作した場合には、htmlやcssといった専門的な知識がなければコンテンツの追加どころかニュースの更新すらままなりません。ちょっとしたニュースの更新であっても制作会社にその都度お願いしなければならなくなってしまいます。web関連の専門部署でもあれば話は別ですが、そもそもそういった業種やある程度の規模の会社でなければそれは難しいでしょう。
しかし、そこを簡単にしてくれるのがWordPressです。WordPressであれば、ニュースの更新はもちろん、専門的な知識がなくともブログを書く感覚でページを作成することができてしまいます。クオリティを置いておけば、手持ちの画像とテキストさえあればサービスの説明や会社概要などといったコンテンツを追加することが可能です。
WordPressのメリット・デメリット
WordPressはとても簡単で便利ですが、もちろんメリット・デメリットがあります。
メリット
目次
WordPressは無料です。テンプレートなども無料で配布されているものが多く、インストールも簡単なので、比較的簡単に始めることができます。
管理画面にログインすれば投稿画面から簡単にテキストや画像を挿入しブログを書くことができます。ニュースもテキストを打ち込むだけで簡単に更新が可能です。
WordPressはSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)に強いと言われています。SEOに大事なコンテンツの追加やブログやページのタイトル名、メタディスクリプションと呼ばれる説明部分など、SEOに関わる部分を簡単に設定追加できるからです。(SEOについてはまたどこかで触れたいと思います)
デメリット
世界で一番使われているオープンソースのツールであるため、セキュリティの脆弱性があります。そこそこの規模のサイトでなければ狙われる可能性はほとんどありませんが、可能性は0ではありません。定期的なバックアップやアップデートが必要となります。
日本のものでもいいものは出てきてはいますが、それでもいいテンプレートを探そうとすると大体海外のものだったりします。その場合マニュアルもサポートも英語です。英語ができる人なら問題はありませんが、中々そうもいかないことの方が多いのが現状かと思います。
WordPress自体は無料ですが、設置するためのサーバやドメインは必要になります。そこには月額の固定費が発生してきます。
いかがでしたでしょうか。
「WordPressでHPを作れば簡単に更新できるんでしょ」と思われている方によくお会いすることがありますが、事実簡単なものであれば簡単に更新することができます。あとは見せ方や全体の構成、クオリティの問題です。
ただ、見た目だけが良くてずっと更新がされていないHPよりも、日々ブログやコンテンツの修正など、本当にユーザーのためになるコンテンツが常に作られているHPの方がSEOに強いのは事実です。見た目が重要な業種も沢山あるので、それだけが判断基準にはなりませんが。笑
ちなみに弊社では、WordPressで業種・ビジョンに合ったオリジナルデザインを作り、なおかつ自社でニュースとブログを運用していただく形をオススメしています。
次回は「WordPressで保守は必要?」についてお話しさせていただきたいと思います。
それでは!
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溝口耕太
kohta