この記事を書いた人
溝口耕太
kohta
公開日:2016.01.25 / 最終更新日:2020/01/29
おはようございます、IT+デザイナーの溝口です。
これまで「ネットショップを始めるなら」ということで6回に渡り基本的なことを書かせていただきましたが、今日からは「起業をする時に絶対に必要になる3つのデザイン」について全7回にてお話させていただきたいと思います。
弊社では、起業される方の支援も行っているため、普段制作をする際の流れに沿ってお話させていただきたいと思います。中でも今回は大枠の考え方についてです。
01.ロゴ
02.名刺
03.HP(webサイト)
その他にも封筒や会社案内のパンフレットなどいくつもあるにはありますが、いざ起業するにあたり、この3つはまず欠かせません。当然必要なものなので確実にどこかで作るとは思いますが、何でもいいからとりあえずどこかで安く作ればいいか、という方をたまにみかけます。
実際、安いところに頼めばロゴも1万円で10案、HPもテンプレートにあてはめるだけで5万円程度。というものはあります。
確かに急ぎで今すぐ欲しい場合はこういったサービスに助けられることもあるかとは思いますが、何かしらの経緯があってせっかく意志を固めて起業をするのに、それでは非常にもったいない、と私は思ってしまいます。
それはせっかく熱い想いがあっても、それを顧客に対して伝えられず、差別化(ブランディング)もできないから。
今までお会いさせて頂いた経営者の方は、これから自分が行う事業に対して熱い想いを持って取り組まれようとされている方がほとんどでした。考え抜いた事業計画、自信とやる気と覚悟を持って取り組む事業。そこにはそれに見合ったデザインが絶対に必要なはずです。
それは対顧客、ということはもちろんありますが、自分自身が納得いくものにする。ということも非常に重要なことだと私は考えています。そういった方々の想いを目に見える形にし、狙ったターゲットに対してしっかりと伝わるものを作ることが私たちの使命です。
ただ、これから起業をしようしている方がそれを価格だけで比較して、適当に作ってしまうのは非常に残念に思います。必ずしも価格とクオリティが比例するとは言いませんが、安価なテンプレートに当てはめたものではその想いを伝えられないからです。元々用意されたものや、一度も会わずにメールだけで済ませるやり取りでは、これから行う事業の想いを形にすることはできないと考えています。
ロゴは会社の象徴です。名刺は初対面の人の第一印象を大きく左右します。HPは会社の顔として24時間営業してくれます。
どれもとても重要なものであり、一貫したイメージを持ってなければなりません。なぜならそれが事業・会社のイメージに繋がるからです。そして、そうでなければ、数あるサービスの中に埋もれてしまうでしょう。
大事なことは様々な媒体を通しても、一貫したイメージを顧客の頭の中に築き上げることです。それは単純に色やテイストなどデザインのイメージもありますが、大きくは事業のビジョンに関わってくるものだと思っています。
時の変化に合わせて形を変えても、事業のビジョンからは外れない。サービスが溢れていてもきちんと認識してもらえるデザインと顧客とのコミュニケーション。時代の流れがどんどん早くなっている今だからこそ、そういったことが最も大事になってきているのではないかと思います。
いかがでしたでしょうか。
今回は大枠のお話でしたが、次回からはロゴ・名刺・HP。それぞれのデザインについてお話をしていきたいと思います。
次回は「ロゴデザイン」についてです。
それでは!
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溝口耕太
kohta