この記事を書いた人
溝口耕太
kohta
公開日:2016.01.18 / 最終更新日:2020/01/29
おはようございます、IT+デザイナーの溝口です。
暖冬かと思っていたら、ここにきて急に冷え込み、まさかの雪。雪が降ると交通機関が乱れたりと何かと大変ですが、今週も張り切っていきましょう。
さて、前回は是非入れたい5つのページについてお話させていただきましたが、今回はお買い物がしやすいサイト作りについてお話させていただきたいと思います。
細かい点を挙げればいくつもありますが、今回はお客さんの立場に立って構成やデザインを考えた時にサイトの形はどうあるべきか、まず基本的なことについてお話したいと思います。
・商品にたどり着きやすい導線
・ランキングとオススメ商品を載せる
・購入するボタンなどを大きくする
・お買い物情報やお問い合わせを分かりやすく
それでは一つずつ見ていきましょう。
お客さんがあらかじめ欲しい商品があって訪問された時、その商品が見つけづらいとそれだけで離脱(帰ってしまう)されてしまう可能性があります。
お客さんのニーズに合わせてそれぞれの商品に分かりやすくたどり着ける構成にしましょう。
例えば、カテゴリの分け方を、商品のジャンルだけでなく、目的別にしたり、他で括れそうな形でも考えてみる。人気のありそうな商品は一番分かりやすいところに配置するなど、お客さんの目線に立って構成を考えること。また、それを魅力的に分かりやすく「見せる」ことが重要です。
たまたまサイトに訪問したお客さんの場合、「こういうものを買いたい」もしくは「何かいいものないかな」という思いはあっても、特定の商品を買おうかまでは決めていない場合が多々あります。
そのような場合気になるのは、このお店の人気商品と、オススメ商品です。
皆さんもふらっと入ったお店や飲食店で、まずはそのお店のオススメや人気料理が気になったりはしませんでしょうか。それと同じようにそういった情報を記載しておくことで、自然とここがどういうお店なのか、また、人気商品の訴求もすることができます。
「カートに入れる」ボタンや「購入する」ボタンなど、お客様が買う際に必ず押さなければいけないボタン。
また、押して欲しいボタンは大きく分かりやすく目立つ色で作りましょう。基本的に多いのは「赤」か「緑」。「緑」の方がクリックされる率が高いというデータもありますが、そのサイトのデザイントーンの中で不自然でなく、かつ一番目立つ色で作るのがいいと私は思っています。
これだけでも購入率(CV率(コンバージョン率):訪問者数に対して購入された率)に大きく影響しますので、是非ここはデフォルトのものを使うのではなく、そのお店にあった形で作りましょう。
欲しい商品が決まり、購入する時に気になるのは、支払い方法や送料などの情報です。
「支払い方法は何があるのか」「送料はいくらから無料になるのか」「注文してからどれくらいで届くのか」「返品や交換は」など、どんな人でもこのようなことは気になるものです。それに併せてお問い合わせ情報を明示しておくことも信頼感に繋がります。
お買い物ガイドのページで詳しく掲載するのはもちろんですが、全員が全員このページを見てくれるとは限りません。分かりやすいように、グローバルナビ付近に「0000円から送料無料」やフッターなどにクレジットカードのロゴや簡潔な配送・送料などの情報を置いたり、もしくは商品詳細ページでもそれが分かったり、いくつか方法はありますが、大事なことはその情報に分かりやすくたどり着けるか、です。
また、サイトの構成とは異なりますが、決済手段を多くすることも重要です。クレジットカード決済が60〜70%を占めますが、その他のお客さんをカバーするためにも色々な決済手段を用意する必要があります。
最近では「Amazonログイン&ペイメント」というAmazonのアカウントでそのままクレジットカード決済ができるサービスが出ていますが、これによってCV率が2倍近くまで達したというお店もあります。
それだけまだ、日本ではクレジットカード情報を登録するのが心配という人が多いということですね。
いかがでしたでしょうか。
上記項目はほんの一部に過ぎませんが、サイトのデザイントーンに合わせて、おもてなしのしっかりとした魅力的なサイトにすることが大切です。
実際のリアルなお店とは異なる分、よりお客さんに気持ちよくお買い物していただけるお店づくりを心がけましょう。
次回は「ネットショップにデザインは必要か?」です。
それでは!
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溝口耕太
kohta